池間クイチャー保存会
長年踊り継がれてきた伝統ある池間のクイチャー。旧暦9月きのえうまの日のミャークヅツ(宮古節)に島人たちによって踊られる。
踊りは三つの様式からならり、クイチャーの始まりは司ンマによる「神ナーギ」の静かな踊りで始まる。司ンマの踊りが終わると、ムトゥウヤ(男たち)や女たちによる力強く元気なクイチャーが始まる。手を頭の前に上げ、手のひらを空に向け足を踏みならし「ズナラードゥ、ズナラーユ」と大地を蹴って踊る。
賑やかなクイチャーの終わりを飾るのはアニガマヤー。男女共に小足で円になって躍る。静から動へ段々と場を盛り上げていく、個性あふれる池間の伝統芸能。
荷川取クイチャー保存会
昭和49年組織を結成以来、県内外数々のイベントに出演し、はやし言葉や手拍子に合わせた躍動感に満ちた踊りは、クイチャー踊りとして高い評価を受けている。「クイチャー踊りはドゥプンダイ」という。
荷川取地域の先人達に感謝しつつ、伝統を誇りとし、今後も継承していきたい。
西原クイチャー保存会
平成14年10月保存会結成。西原のクイチャーは、池間島からの分村当時の悪税に悩まされ日中は血の出る程に働き、夜になると若い男女が集まって昼間の疲れを癒す為に、各自が作詞した掛け唄を歌いながら愉しく踊り明かしたのが起源だと伝えられ、今日まで祭祀ミャークヅツで伝承されてきました。
歌詞もハヤシも男女の掛け合いの恋歌で、現代では考えられない程実に面白く、素晴らしく味わいのある唄で踊られているのが西原のクイチャーです。池間・佐良浜の女踊りと違って西原の女踊りは扇子を手に持ちしっとりと踊るのも特徴のひとつです。
漲水クイチャー保存会
人頭税に苦しむ宮古島の農民たちが、漲水港に寄せる砂が粟や米となり、糸や「カシ」となって島全体の生活が楽になることを願い、歌い踊りました。保存会でも漲水御嶽で奉納舞踊として踊っています。
わたしたちは受け継がれた伝統芸能、漲水クイチャーを継承し、発展を目的として活動しています。
久松青年会
部落行事や運動会では欠かせないクイチャー。
久松はクイチャー発祥の地ともいわれている。